AKBのじゃんけん大会の意味深

■ このAKBのじゃんけん大会を電子版だが朝日とか読売も報じていた。じゃんけんは子供でも大人でも遊びでも何かの順番を決める時でも使う。結構便利な文化で、どうも世界各国にあるらしい。今日も日本全国でじゃんけんは10万人ぐらいの人は、やるだろう。20万かな。それもどうでも良いし、じゃんけんの文化論とじゃんけん史を語るつもりもない、朝で忙しいし、もうちょっとで学生も集まってくる時間だし。
でさあ、秋元康さんは、頭のいい人だが、あの柔和な肉付きの頬に意地悪さも隠し持っている。「じゃんけんが報道されるか」これが彼の元々の彼一流の遊びなわけさ。全国で、じゃんけんしている小学生とか、サラリーマンの所にテレビ局のカメラマンが飛んできた、などというニュースは聞かない。

秋元さんは、「あのさあ、テレビ局バカだからさ、じゃんけんでも報道に来るぜ」と若手の放送作家らに言ったんだと思う。賭けもしたかも。で、その結果、もう2〜3年の定番番組になったようだ。いま彼は「ほらね、バカだろ、フフフ・・」と心で語り、必死に撮影にきた40才代とかの各局報道スタッフや新聞記者たちが、少女たちのじゃんけん大会の取材後、「良い仕事したね」と笑顔でビール飲んだかどうか知らないが、そう言う顛末のなかで、テレビ番組は粛々と澄まして製作されオンエアーされてゆく。で、売れっ子秋元さんは、「要は仕掛けさ」とにんまりしつつ、「でもさあ、おいおい、大丈夫か。じゃんけんなんか報道にきてさあ。もっと本来の仕事あるんじゃあないのか」と実は内心心配顔なのさ。