今年はベトナム・ハノイの歴史がトレンドです!

東京発■本年2010年は奈良の遷都1300年であるそうだ。そこで、日本とベトナム政府は、丁度遷都1000年のハノイと共同で歴史的文化的催事を行っていくようだ。我々ベトナム関係者にとって大変興味深い1年間となろう。更に歴史の教科書に出てくる阿倍仲麻呂をご存じですね。奈良時代遣唐使の一人です。当時の学生ですね。彼は何度か日本帰国を試みたが上手くいかず、約40年後に何度目かのチャレンジの結果、最悪なことに難破して漂流してしまった。そして流れ着いた先が実は何とベトナムであった。彼はベトナムで10年ほど世話になり、現地で行政の経験を積み、長安に帰還したが、ベトナムでのその力量を認められ、正式にベトナムの総督として帰任した。あの有名な阿倍仲麻呂は結局一度も日本に戻れないまま、ベトナムハノイで波乱の生涯を閉じたのでした。この彼の総督の城とかお墓がハノイにあり、現在発掘中と聞いています。もし、これがはっきりすれば、大変な観光資源となりましょう。現在日本からのベトナム渡航はざっと40万人です。韓国へが240万人、香港へが130万人超を考えれば、今後まだまだ伸びしろがあるでしょう。是非渡航の促進を更にすすめていきたいものです。
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